ぐらすです

投資や株の話、教育の話、趣味の話などを気ままに書いています。

【投資初心者向け】専門用語を使わずに投資信託と福利効果を説明します

以前書いた「株を勉強したい投資初心者向けに、株で利益が出る仕組みを説明します」の記事の中で、長期投資はおすすめという説明を行いました。

まだお読みでない方は、よろしければご覧ください。

ooglassoo.hatenablog.com

今回は、長期投資に欠かせない「投資信託」と「福利効果」について、説明します。

なるべく専門用語を使わずに説明しますので、よろしければ最後までお付き合いください。

投資信託

まずは、投資信託協会の説明を引用します。

引用元:https://www.toushin.or.jp/investmenttrust/

投資信託(ファンド)」とは、一言でいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。

 

少しピンとこないところもあるかと思いますが、かなりわかりやすく説明されています。

私なりに、もう少し捕捉しますね。

 

投資信託の活用方法として、私たちがすることは、投資信託を購入し、「プロの投資家にお金を預ける」ただこれだけです。

自分で株価を見て運用する必要はありません。何もしなくていいのです。

プロの投資じてすということですね。

あとはプロの投資家が勝手に運用してくれて、運用の成績に応じてお金が増えます。

そして、プロの投資家がどのように運用してくれるかは、商品によって異なります。

例えば、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」という商品では、S&P500というアメリカを代表する約500の企業が採用されている株価指数、言い換えるとアメリカの大企業500社の株で運用してくれます。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」という商品では、世界中の企業3000社の株で運用してくれます。

SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」という商品では、アメリカの企業(中小企業含む)4000社の株で運用してくれます。

 

ではどの投資信託を選ぶかですが、コンビニにあるすべての商品を把握することが難しいように、投資信託すべてを把握することは困難です。

ですが、選ぶポイントはいくつかあります。

・多くの企業の株で運用していること
・長期的に右肩上がりとなる可能性が見込めること
・信託報酬が安いこと

順にみていきましょう。

 

  • 多くの企業の株で運用していること

上に書いた投資信託のように、多くの企業の株で運用している投資信託がおすすめです。

理由ですが、企業は倒産するリスクがあるからです。

企業が倒産したら、その企業の株はなくなってしまいます。

少し例えが悪いですが、飲食店がつぶれたら、その店のクーポンが紙切れになるのと同じです。

10社の企業の株で運用している投資信託であれば、1社が倒産すると、大きなダメージを受けてしまいます。

ですが、多くの企業の株で運用している投資信託であれば、例えばS&P500であれば、500社のうちの1社となるので、他の499社の株で回復することができます。

このように幅広く投資することでリスクを減らすことを「分散投資」といいます。

 

  • 長期的に右肩上がりとなる可能性が見込めること

「株を勉強したい投資初心者向けに、株で利益が出る仕組みを説明します」で紹介した通り、長期投資では株価が右肩上がりとなるものを選ばなければならないため、これは必須です。

例えば、経済発展が著しい発展途上国だと、株価が今はかなり上昇していますが、これが20年後も続いているかを考える必要があります。

今から20年前の2000年ごろ、経済成長が期待できる国5か国の頭文字をとって、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)という言葉が出てきました。

では今はどうかというと、わかりやすいところだと、2022年にロシアはウクライナに戦争を仕掛けたことで、多くの国から経済制裁を受け、株価が大きく下落しています。

経済発展だけでなく、政治といったものも考えなければならず、株価が長期で右肩上がりとなるか予測するのは難しいです。

そこで、個人的には、分散投資でいろいろな国に投資するのが良いと思います。

特定の国ではなく、「全世界株」や「先進国株」といった名称のものですね。

また、分散と言ってもアメリカは別格で、世界最大の経済大国である点、今後もしばらくは人口増加が見込まれている点、投資に理解のある国民性のため投資に有利な政策を打ちやすい点など、安心できる要因がそろっています。

ということで、アメリカの株は例外的におすすめです。

 

  • 信託報酬が安いこと

投資信託はプロの投資家が運用してくれますが、もちろん無料でやっているわけではなく、信託報酬(手数料)を支払う必要があります。

今は安いものがたくさんあり、多くの人が勧めるような有名な投資信託であれば間違いないですが、高いものも中にはあります。

参考までに、上に書いた投資信託の信託報酬を記載しておきます。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.0968%
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)0.1144%
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド 0.0938%

ある程度ばらつきはありますが、いずれも信託報酬が安い商品として知られています。

逆に、信託報酬が1%を超えるようなものは注意してください。

 

ちなみに、投資信託の購入方法で、「積み立て投資」というさらにリスクを減らした投資方法があります。

こちらも、いずれ記事にしたいと思います。

 

福利効果

福利効果とは、投資で出た利益を再び投資することです。

言葉ではわかりにくいので、実際に計算してみましょう。

たとえば、100万円を年利10%(1年間に元手の10%増えること)で運用したとします。

運用開始1年後は100万円×1.1=110万円です。これは普通です。

運用開始2年後は110万円×1.1=121万円です。120万円ではありません。

どういうことかというと、1年後に増えた10万円にも、年利10%が乗るので、1万円増えたのですね。

ちなみに、運用開始3年後は121万円×1.1=133万1000円です。

運用開始4年後は133.1万円×1.1=146万4100円です。

つまり、元手が増えていくので、年月が経てば経つほど、増えていきます。

では、長期投資のシミュレーションとして、100万円を年利5%で20年運用した場合で、福利効果がどれくらいの差を生み出すかを見てみましょう。(実際は年利が10%を超える年やマイナスになる年もあります)

単位は万円です。

100万円の投資に対し、65万円の差ができました。

福利効果がなくても、100万円が20年後には200万円になっていて、これでも十分すごいですが、福利効果があれば100万円が265万円になりました。

ということは、1000万円で運用すれば、650万円の差となります。かなり違いますよね。

では、福利効果を得るためにはどうすればいいでしょうか。

答えは簡単で、何もしないが正解です。

長期投資をしているのに、投資して増えたからといって、少しだけ売却して現金化・・・というのは、実はNGです。

その売却した部分が福利効果を得られなくなるので、20年後に影響が出ます。

上の表で、1年目に105万円になったからといって、少しだけ現金を得たいと思い、3万円売却したとします。

この場合は、20年後の金額は257万円になります。

3万円を得たために、8万円損してしまいました。

「長期投資で資産を増やすなら絶対に売らない」と覚えておくとよいと思います。

 

今は優れた投資信託がたくさんあり、初心者でも始めやすくなっていると思います。

自分自身の将来のためにも、始めてみることをお勧めします。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

※投資は100%の利益を保証するものではありません。

投資はご自身の判断で行っていただきますようお願い申し上げます。

 

大学の入試ミスが起こる理由と、巻き込まれにくくする方法

毎年のように、大学入試で入試ミスが起きていることで、不安に感じる受験生もいると思います。

そこで今回は、入試ミスが起こる理由と、巻き込まれにくくする方法について、お話ししたいと思います。

結論を先に書くと「大学では無くすことができないので、自分の身は自分で守りましょう」という話です。

はじめに、ネットなどで目にする「大学関係者は入試業務を適当に行っている」のような発言ですが、これは当たり前ですが事実とまるで違います。

医師の手術と同じで、ある程度パターン化して行っている部分はありますが、根底には「患者を治したい」という思いがあるのと同じで、「きちんと入試業務を行いたい」と考えている人が大半です。

 

ではなぜ入試ミスが起こるのかというと、これも医療ミスと同じで、「機械ではなく人が行うから」という、ある意味どうしようもないことが原因です。

もちろん、どの大学もミスが起こらないようにいろいろと対策をしていますが、人が行う以上、どうしても0にはできません。

また、現在の大学の構造は、入試ミスが起きやすいものとなっているのも、大きな理由です。

国への批判となるため詳細は省略しますが、簡単に説明します。

まず、前提として小中学校だけでなく、大学に課せられる業務も年々増えており、使える時間がどんどん減っているということがあります。

一方で、大学の先生は研究成果を求められる状況でありながら、研究するための資金が十分にありません。

そこで、申請をして、研究資金を得るわけですが、そのためには書類の作成に膨大な時間を取られ、研究する時間がますます無くなります。

さらに、研究成果を求められる状況であるため、これ以上研究の時間を削ることはあまりできません。

ではどうなるかというと、大学運営にかかわる部分が削られ、つまり大学運営の一部である入試業務も十分な時間が取れなくなります。

当然、限られた時間の中でミスが起きないように注意はしていますが、どうしても限界はあります。

 

ということで、「大学は入試ミスをするかもしれない」という前提で、受験生は動かないといけません。

不満はあるかと思いますが、不満を言っているだけでは何も変わりませんからね。

採点ミスについては、受験生からはどうすることもできないので、1点でも多く取るくらいしか方法がありませんが、出題ミスについては、対策が一応あります。

それは、「試験問題がおかしいと感じたら、すぐに試験監督者に言う」です。

すぐに言うのがポイントです。試験終了後に言っても、手遅れになります。

授業中に手を挙げるのは恥ずかしいから、授業終了後に先生の所へ行ったことのある方は多いと思います。授業においてはそれでいいと思います。

ですが、入試において、それでは遅いです。手を挙げて試験監督者に知らせてください。

試験問題がおかしい(正答がない)だけでなく、落丁や乱丁していることもあります。印刷が不鮮明なこともあります。それ以外にも、試験室内で自分が我慢できないくらいおかしいと感じたことは、すべて、すぐに試験監督者に言ってください。

一例ですが、自分の受験番号が書かれた座席がなかったから、空いた席に座っていた受験生がいたという事例が過去にあったそうです。「自分の受験番号が書かれた座席がない」というのは明らかにおかしいので、すぐに試験監督者に言ってください。

ちなみにその事例は、受験生が試験室を間違えていたらしいので、入試ミスではありませんでした。

ただし、入試ミスで本当に座席がないこともありえるので、やはりすぐに試験監督者に言うことが正しい解決方法です。

また、当たり前ですが試験問題がおかしい時は、その問題は飛ばして違う問題から解くようにしてください。試験問題の確認は時間がかかるので、回答を待っていてはだめです。

誰のためでもありません。自分を守るために行動してください。

 

大学を取り巻く環境は年々悪くなっているので、残念ながら今後入試ミスはどんどん増えていくと予想されます。

受験生からはどうしようもない部分もありますが、できる範囲での対応を、自分のためにするべきです。

加えて、「おかしいと感じたら、すぐに言う」という行動は、入学後、ひいては大人になってからでも役立ちます。

仕事でも、職場の同僚や、取引先が間違えていたり、勘違いしていたりする場面というのは意外とあります。

そんな時に、早く指摘することで、無用なトラブルを防ぐことができます。

自分の身を守るためにも役立つスキルですので、ぜひ身に着けてほしいと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

受験生の方は、いつも勉強お疲れ様です。

頭を使うと、糖分が欲しくなりますので、私の大好きなお菓子のリンクを載せておきます。

よろしければ、食べてみてくださいね。


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【投資初心者向け】株主優待とは何か、専門用語を使わずに説明します

株主優待について調べると、おすすめの優待品についてはたくさん出てくるものの、株主優待の説明について書かれているものは少ないように思います。

そこで、この記事では、株主優待によるメリットと、株主優待のリスクについて説明します。

なるべく専門用語を使わずに説明しますので、よろしければ最後までお付き合いください。

 

株主優待を一言で言うと、ある企業の株を保有しておくと、その企業が設定した優待品を得ることができる制度です。

優待品は企業によってさまざまなものがあります。

今回はみんかぶ(https://minkabu.jp/)というサイトを使って説明します。

 

たとえば、ライオンだと自社製品の詰め合わせがもらえます。

新商品が多く、一足先に試すことができます。

マクドナルドだとバーガー類やサイドメニューの引換券がもらえます。

バーガー類、サイドメニュー、ドリンクが各6枚入っていて、かなりお得感がある優待です。

エディオンだと金券エディオンギフトカードがもらえます。

株価の割にもらえる金額が多く、こちらもお得感がある優待です。

KDDIだとカタログギフトが届き、選択した優待品がもらえます。

大半が食品ですが、自分で選ぶことができるので、好きな食品をもらうことができます。

こういったものが、株を保有しているだけでもらえるのです。お得ですよね。

調べ方も簡単です。みんかぶを使う場合、「銘柄を探す」の項目のなかに、「株主優待」の項目があります。

では、株を保有するにはどうするかですが、株を購入したら持っておく、ただこれだけです。

あとは、何もしなくていいのです。

注意点は、株によって権利付最終日というものが決められているので、その日まで株を保有しておくことです。これさえ覚えておけば、優待品を得ることができます。

 

また、株を購入するときは、購入する株の数にも気を付けてください。

エディオンの優待で説明します。

必要株数の最低数が「100株以上」となっています。

つまり、100株以上購入していないと、株を持っていても、株主優待はもらえません。

ちなみに、保有株数が多い場合や、保有年数が多い場合は優待品がグレードアップすることがあります。

この例ですと、1年以上保有しているとギフトカードに1000円が追加で加算されます。また、100株では3000円相当のギフトカードがもらえますが、1000株持つと、15000円相当になります。

 

そして、もう一つ、株主優待とは違いますが、株を保有することによるメリットがあります。

それは、優待品とは別に、配当金をもらうことができる点です。

いくらもらえるかは、企業によって異なりますが、何もしなくてももらえるというのは、優待と同じです。

一例ですが、昨年KDDIの株を100株保有していると、配当金で1万円くらいもらえました。

つまり、企業の株を購入するだけで、勝手にお金と優待品がもらえるのです。とてもお得だと思いませんか。

 

メリットを説明しましたので、ここからはリスクについても説明します。主に二つあります。

一つは、全体的に株主優待が廃止される流れになっていることです。

理由としては、株主優待は海外の投資家が受け取ることができないため、不公平となっていることや、企業側から見た場合に、優待品の準備や発送料、それに伴う人件費といったコストがかかる点などがあります。

優待品目当てで株を購入したのに、肝心の優待品がなくなるといった可能性はあります。

 

もう一つは、企業が倒産したら、購入した株券が事実上、価値のないものになります。

また、倒産しなかったとしても、企業の経営が大きく悪化した場合は、株価が大きく下がり、優待品や配当金を得るだけでは投資資金を回収できないこともあります。

たとえば、東京電力を例にあげてみます。

引用:SBI証券

2011年を境に、株価が大きく下がっており、いまだに株価が戻っていません。

理由はみなさんご存じのとおり、東日本大震災です。

それまでは優良企業と認識されていましたが、誰も予想できない天災が起因となり、株価が下がってしまいました。

現在、優良企業だと思われている企業でも、突然株価が大きく下がり、その後回復しないことがありえます。このリスクはしっかり覚えておいてください。

 

最後に、企業が優待品や配当金を配って、企業側に何のメリットがあるのか、疑問に感じた方もいらっしゃるかもしれません。その理由は、一言で言うと、株価を下げたくないからです。

詳しい説明は省きますが、企業にもメリットがあるから行っていますので、「おいしい話には裏がある」とか、そういった話ではありません。安心して優待と配当を受け取ってください。

 

3月が決算の会社は多く、株主優待を始めるには良い時期だと思います。

これを機に、始めてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

※投資は100%の利益を保証するものではありません。

投資はご自身の判断で行っていただきますようお願い申し上げます。

 

【勉強が嫌になった受験生へ】高学歴で得られるメリットを紹介します

受験勉強をしていたら、勉強が嫌になった経験は、誰もが一度はあると思います。

一度どころではないかもしれませんね。勉強が嫌いな人は大勢いるでしょうし、私もそうです。

そこで今回は、勉強のモチベーションを保つことができるように、高学歴を得ることによるメリットを紹介します。

完全に私(と周り)の体験談ですので、ご了承ください。

また、高学歴といっても、東大や京大のような超高学歴ではなく、周りから高学歴と誉めてもらえる程度の学歴ですので、多くの方に当てはまるのではないかと思います。

最初にお断りですが、別に学歴のないことが悪いとは思いません。

ただし、学歴を得ることで、こんなメリットがあるから、受験勉強を頑張る価値はありますよ、という話です。

 

紹介したいメリットは次の3つです。

  • 優秀な友人と出会うことができる
  • 就活に強い
  • 将来勉強が必要となった時に、楽になる

順にみていきましょう。

優秀な友人と出会うことができる

この手の話題では「(地位や名声を手に入れやすい)優秀な人物とコネを作っておくことで、将来役に立つ」といった意見をよく目にしますが、紹介したいメリットはそれではありません。

単純に、賢い人と話すと、勉強になることが多く、自身の成長につなげることができます。

少し話は逸れますが、留学のメリットとして、例えば神田外語学院ではこのような項目をあげています。(参考:https://www.kandagaigo.ac.jp/kifl/contents/study-abroad-advantages

 

海外の文化や習慣を知り異文化への理解が深まる
多様な価値観に触れ、自身の価値感も広がる

 

留学ほどではないですが、異文化理解や多様な価値観に触れるといったことが、大学の友人からも可能となります。

異文化理解?と思った方もいらっしゃるでしょうが、偏差値が上の大学になればなるほど、他都道府県出身の人間が周りにたくさんいますので、異文化理解につながることも多いです。

例えば、

雪国と南九州
首都圏と地方都市
日本海側、太平洋側、瀬戸内海側

など、出身地によって、全然違う文化が形成されているので、話をするだけでも面白いです。

多様な価値観については、実際に体験してみると特にわかりやすく、賢い人は自分なりの根拠をもって価値観を作っていますので、非常に参考になり、気づかされることも多いです。

コネも大切だと思いますが、それ以上に自身の成長につながるのが、高学歴の大きなメリットだと思います。

 

就活に強い

よく言われていることですが、本当に強いです。

書類を提出したら、いきなり重役面接から始まり、翌日に内定が出たという事例もありました。もちろんアルバイトではなく、正社員の話です。

なぜこのようなことが起きるのか。理由は逆の立場で考えると理解しやすくなります。

企業の人事担当は、当然ながら優秀な学生を採用したいと考えていますが、面接+αだけでは、一部の学生を除き、誰が優秀かわからないのですよね。

だからこそ、書類上で他者と差をつけやすい「高学歴」が、強みとなります。

 

大学の野球部で例えてみましょう。

新入部員が入ってきて、その中からレギュラーを選ばないといけないと仮定します。

普通であれば、実際にプレーしてもらってから決めると思いますが、プレーができない状態で選ぶ場合を考えます。

この場合、出身高校が大阪桐蔭高校横浜高校智辯和歌山高校など甲子園の強豪校であれば、目に留まりやすいのではないでしょうか。

同じことが、就活でも起きていると考えてください。

もちろん、甲子園強豪校出身=野球がうまい ではないように、学力=仕事の能力 ではありませんが、実際に働いてもらう前に決めるのであれば、それくらいしか差別化できない(他に選ぶ手段がない)という現実があります。

 

ちなみに余談ですが、「高学歴は仕事ができない」というのは、マスコミが作り出した偏見だと個人的には思っています。

テレビなどでは、学歴と仕事は関係ないとよく報道していますが、テレビ局ご自慢のアナウンサーを含め社員たちは全員高学歴となっているので、マスコミは率先して高学歴を採用しているという矛盾が起きています。

本当に関係ないと思っているのであれば、高卒のアナウンサーが何人かいてもおかしくないですからね。

これに関連して、高学歴だと仕事の期待値が高く、ちょっとしたミスでも仕事ができないというレッテルを貼られやすい、というデメリットがあります。

ですが、先ほどのマスコミの例の通り、ある程度の大企業だと、社員の多くが高学歴になる(周りと自分が同じような学歴だから相対的に高学歴ではない)ため、就活をきちんと行えば心配はそこまでいらないのではないかなと思います。

ちなみに、低学歴で仕事ができる人も当然いますので、そこは間違えないようにしてください。

仕事の能力は学歴と必ずしも一致しないが、学歴があれば就活で有利になる、ただそれだけの話です。

 

将来勉強が必要となった時に、楽になる

私の事例ですが、大学在学中に、ある資格を取るために、1日8時間の勉強を1年くらいしていました。

この話をすると、「1日8時間も勉強するなんてすごい」と言われることがありますが、実は当時、全然苦痛に感じていませんでした。

取りたい資格だったから、というのも理由の一つですが、それ以上に大きかったのが、受験勉強を1日16時間していたからでした。

勉強時間は高校時代の半分ですので、勉強がつらいと感じたこともなかったです。

また、受験勉強の経験から、自分に合った勉強法を知っているというのも大きかったです。

おかげさまで、1回の受験で、資格も取得することができました。

このメリットについては、たとえ残念ながら大学受験が不合格だったとしても、それが一生懸命やった結果なのであれば、身につきます。

努力は無駄になどならないのです。

 

最後に、重要なことを補足します。

希望していない大学に入学した場合は、どうしても大学生活になじもうとする意識が低くなりがちで、悪い面ばかりが目につき、大学生活がつまらないものに感じてしまう人もいると思います。

ですが、今回紹介したメリットだけでなく、どの大学にも素晴らしい面はたくさんあります。

たとえ残念な結果となったとしても、前向きに考えてほしいと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

受験生の方は、いつも勉強お疲れ様です。

頭を使うと、糖分が欲しくなりますので、私の大好きなお菓子のリンクを載せておきます。

よろしければ、食べてみてくださいね。


ブルボン バラエティーアソート メガサイズ(333g)【ブルボン】

株を勉強したい投資初心者向けに、株で利益が出る仕組みを説明します

突然ですが、株と聞くと、どのような印象を持っているでしょうか。

NISAが拡充されることもあり、将来のためにやった方が良いという話はよく聞くけど、テレビを見ていると、大金持ちになる人がいる一方で大きな借金を抱える人がいるから怖い、という印象もあるかもしれません。

先に結論を述べると、テレビは一部を切り取って煽っているだけです。正しく理解して運用すれば、こんなことにはなりません。

大金持ちになることはほぼできませんが、大きな借金を抱えることもありえません。

なるべく専門用語を使わずに説明しますので、よろしければ最後までお付き合いください。

 

まずは、株でどうやって利益が出るのか、についてお話しします。

株は一言で言うと「値段が変わり続ける商品」です。

つまり、安いときに購入して、高いときに売却すれば、その差額で儲けることができます。

例えば、100円の時に購入して、120円の時に売却すれば、20円の儲けとなります。

そして、重要なのが、購入してから売却するまでの期間です。

1日に何度も売買したり、長くても1か月くらいで売買を行うことを、短期投資と言います。

反対に、10年以上、なかには20年以上の期間で売買を行うことを、長期投資と言います。

短期投資と長期投資は期間が違うだけですが、実はこの2つは、全然違います

具体的には、株で利益を出すための方法が違います。

順に説明します。

 

  • 短期投資

引用:SBI証券


これはトヨタ自動車のある1日のチャート、つまりトヨタ自動車の一日の株価(株の値段)の変化を表したグラフです。

注目してほしいのは、たった1日であっても、株価が絶えず上下に動いていることです。

このチャートでは、上がっているときを赤色、下がっている時を青色で表していますが、色が何度も入れ替わっていることからもわかると思います。

つまり、下がる時と上がる時がわかるようになれば、大きく儲けることが出来ます。

下がったら買って、上がったら売る。これを繰り返すだけでいいですからね。

例えば、9時10分に購入して、9時20分に売却したとします。

だいたい1880で買って、1900で売っているので、20増えています。

そして株は、基本的に100株以上で購入します。

この場合、100株購入すると、188000円(1880×100)で購入し、190000円(1900×100)で売却となるので、2000円(190000-188000)儲かりました。

では、100株以上で取引をしたらどうでしょうか。

この例の場合、1000株の取引であれば、2万円の儲けとなります。

10000株であれば、20万円です。

これを1日中繰り返すことができれば、かなり儲けることができるというのが、わかるかと思います。

 

ただし、現実はそんなに簡単な話ではありません。

それはなぜか。株価がいつ上がって、いつ下がるのか、予測することが非常に難しいからです。

先ほどの例は、値動きが終わったチャートを見たから簡単そうに見えますが、実際に売買するときは

この状態から、真っ白な部分がどうなるか、つまり未来を予測しなければなりません。

今から10分後の株価は今より上がるのか?20分後は?1時間後は?

これを、世界中のプロの投資家は、企業の財務状況から予測したり(ファンダメンタル分析)、過去のチャートの値動きから予測したり(テクニカル分析)しています。

こういった知識も経験もない投資初心者では、当て続けることは非常に難しいです。

また、もしも自分が購入した直後から、ずっと株価が下がってしまうと、安い金額での売却となり、損をしてしまいます。

先ほどの例の逆ももちろん起こり得るので、そうなると2万円や20万円の損となります。

当てられると大儲けできるが、当て続けるには相応の努力が必要、それが短期投資です。

冒頭で「テレビは一部を切り取って煽っている」と書きましたが、テレビではこの短期投資ばかりを取り上げています。

では長期投資ではどうなるかというと、こちらが投資初心者におすすめしたい投資方法です。

 

  • 長期投資

引用:https://www.kabutore.biz/

これはアメリカのS&P500のチャートです。

S&P500とは、ものすごく簡単に言い換えると、アメリカの大企業500社をまとめた株価のグラフです。

ここで注目してほしいのは、グラフ全体で見たときに、株価が右肩上がりになっていることです。

試しにチャートの好きな年と、その20年後の年を見比べてみてください。

どの期間でも構いません。昔の方はわかりにくいですが、すべての期間で株価は上がっています。

例えば、有名なリーマンショックで暴落した2009年でさえ、20年前の1989年と比べると、上がっているのです。

言い換えると、S&P500を購入して、20年間持っておくだけで、儲けることができる、ということになります。

もちろん、過去がこうだったからと言って、未来も絶対に儲かるという保証はありません。

ただし、過去は一度も損をしていないという事実は、決して無視できないものと思います。

リーマンショックだけでなく、2000年にはITバブル崩壊や、記憶に新しいところではコロナショックもありましたが、それでも長期的には株価は上がっているのです。

買ったらずっと放置しておいて、20年後に売るだけでいいので、短期投資と比べたら、非常に簡単で、だからこそ投資初心者におすすめです。

長期投資の欠点としては、大きく稼ぐことができない点がありますが、それでも平均すると、年利5%くらいは期待できます。

年利5%とは、100万円投資すると、1年後には105万円になっているということです。

たったそれだけか、と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、実際は福利効果もあり、それなりには増えます。

福利効果については、説明すると長くなるので、別記事にしたいと思います。

 

今回の記事のまとめです。

・投資には短期投資と長期投資の2種類があります。
・短期投資は大きく稼ぐことができる反面、非常に難しいので、投資初心者にはおすすめしません。
・長期投資は大きくは稼ぐことができないが、することは単純で、投資初心者におすすめしたいです。

 

最後に、株を勉強する方にやってほしいことを申し上げると、なるべく多くの方の意見を聞いて、投資判断をしてほしいと思います。

人によって意見が全然違うので、一人の意見だけを聞いていたら、自分に合わない投資方法だったため、失敗してしまう可能性があります。

正直、有名な方の意見でも、首をかしげたくなることもあります。

この記事も同様で、私自身は正しいと思っていることを書いていますが、投資は自己責任となるので、ほかの方の意見も参考にしてみてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

友達に勉強を教えることが、大学合格への近道になる理由を解説します

現在通っている高校で成績の良い方は、友達から勉強を教えてほしいとお願いされることが、よくあると思います。

実は教えてあげると、自分自身のためにもなり、大学への合格が近づきますが、例えばこんな理由から断っていませんか?

 

  • 自分の勉強時間が減るから
  • 友達が賢くなると、友達が合格し、代わりに自分が不合格になるから

 

気持ちはわかります。が、実はものすごくもったいないです。

この理由に反論する形で、友達に勉強を教えることで得られるメリットを説明します。

  • 自分の勉強時間が減るから

これについてはその通りですが、友達に勉強を教えることで、代わりに効率の良い勉強ができます。

どういうことかというと、受験勉強で大切なことは、

勉強して知識を得る(インプット)だけではなく、

得た知識を説明する(アウトプット)能力も必要になるからです。

なぜなら、受験は、解答用紙に解答を記入することで、「自分は理解している」ということを、採点者に説明する作業になるからです。

アウトプットの能力を鍛えるためには、問題をたくさん解くことが基本となりますが、ここで有効なのが、「友達に勉強を教える」ことなのです。

問題を解くことと比べ、友達に勉強を教えることの利点は、友達が自分自身のわからない点を突っ込んで質問してくるため、自分の知識に漏れがあった場合、うまく説明できなくなり、漏れに気づくことができます。

友達に勉強を教えることで、アウトプットの能力を鍛えるだけでなく、実は自分の復習と、足りない箇所の把握ができるんですね。

自分の勉強時間を減らしてでも、やる価値は十分にあると思います。

 

  • 友達が賢くなると、友達が合格し、代わりに自分が不合格になるから

これも気持ちはわかります。

ただし、現実に考えて、そんなことが起こるしょうか。

起こる条件としては、

1.友達と自分が同じ大学・学部・学科を受験する
2.自分の順位が合格者の最低点となる

この2つが両方満たされたときのみです。

全くないとはいいませんが、可能性は相当低いです。

それでもやっぱり気になる。。。という方のために、大学入試に関わったことがある経験から、アドバイスをさせてください。

 

突然ですが、一つ質問です。

合格者の最低点と不合格の最高点(つまり合否のボーダーライン)って、何点くらい差があるか、想像できますでしょうか。

 

答えは、1点差です。

もちろん、年によって多少のばらつきはありますが、1点の差で合否が分かれることも珍しくありません。

受験生全体の上位や下位はそうでもありませんが、ボーダーライン付近はかなり密集しています。

ということは、ボーダー付近にいる場合、1点多く取ると、順位が1つ上がることになります。

ボーダーが同点で2人いる場合は、1点多く取るだけで、順位は2つ上がります。

逆に、1点少ないと、順位は1つ下がります。

ですので、合格するために重要なのは、友達の順位を気にすることではなく、自分が1点でも多く取れるようにすることとなります。

友達の順位が自分より下になっても、自分の順位は1つしかあがりません。

ところが、2点多く取るだけで、順位が2つ上がることになります。

共通テストでも、1問正解するだけで2点以上もらえます。

先ほど「友達に勉強を教えると、自分の勉強にもなる」と説明しましたが、友達の得点をあげつつ、自分の得点を上げることが合格につながることがわかってもらえるかと思います。

 

最後に、超重要なことを補足します。

友達と同じ大学・学部・学科に入学することができれば、入学した瞬間から、独りぼっちではありません。

大学は高校と異なりクラスがないため、同級生と話す機会が限られ、高校のようにただ待っているだけでは、なかなか友達はできません。

そこで重要になってくるのが、高校からの友人です。

自分が独りぼっちではないという状況は、入学後の不安をかなり解消してくれます。

また、新しい友達を作る場面でも、大きな力となってくれます。

 

大学合格はゴールではなく、スタートです。

友達と助け合って、素晴らしいキャンパスライフを送ることができるように、高校生のうちからお互いに高めあってください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

鎖骨骨折の手術後に早く完治したい人がするべき重要なこと

 

注意
この記事は、自身の経験や反省を踏まえ、同じ悩みを抱えてしまう人を一人でも減らしたいと思い書きましたが、やる前には、担当の医師に確認したうえで行ってください。

 

鎖骨を骨折して、プレートで固定する手術をした場合(下の写真のような手術です)、禁止事項として医師から次のような指示を受けると思います。

 

引用:https://www.jsfr.jp/ippan/condition/ip03.html


「腕を肩より上に上げてはいけない」
とか
「腕を90°以上、上げてはいけない」
といったものです。

 

これは、プレートが折れることや、治りかけた骨に余計な負荷をかけないようにするために、絶対に守らなければなりません。

しかし、これを守ったうえで、やるべきことがあります。

 

それは、禁止されていない範囲で腕を動かすことです。

 

具体例には、
「腕を肩の高さまで上げること」
とか
「腕を上げていいのは90°まで」
といったものです。

 

大切なことは「動かしてもよい」ではなく、「積極的に動かす」です。

なぜかというと、腕を全く動かさない期間が長く続くと、筋肉が固まってしまい、腕を動かせなくなってしまうからです。

私はこれを知らなかったため、筋肉がほぼ固まってしまい、何度もリハビリに通わなくてはならなくなりました。

最初は自力で20°くらいしか腕が上がらず、本当に焦りました。

時間を見つけては、動かせる範囲で腕を動かすことが、筋肉のためには必要だったのですね。

 

ちなみに、このことは医師にとっては当たり前すぎる話なので、つい説明を飛ばしてしまう先生も中にはいると思います。

その場合は、きちんと患者側から確認を取るようにしましょう。

 

最後に、冒頭でも書きましたが、腕を動かすことについては、必ず担当の医師に確認したうえで行ってください。

最後までお読みいただきありがとうございました。